2006年05月14日

劇団黒テント 第58回公演「森の直前の夜」


神楽坂。theatre iwato。
斎藤晴彦さんの一人舞台。
観客はおじいちゃん、おばあちゃん多し。
そりゃ、斎藤晴彦さんが66歳だから仕方ないことなのか。

主人公は、とにかく、そこに相手がいるのか、いないのか、
雨の降りしきる中、一生懸命語りかけている。
その話が妄想なのか、事実なのか、とにかく紡ぎだされる言葉の数々。
舞台には酒瓶いっぱい。何百個という数。
いったいどうやって集めたんだろう。酒屋とかからもらうのかな。

寝てる人もチラホラ。そりゃそうだ。
一人の男の心の叫びを聞かされてても、さっぱりわからないもの。
演劇のことを知っている人だったら、うなずいて見れるものなのだろうか?

でもちょっと好きだったかも、この舞台。
たぶん、主人公はホームレスなんだろう。
よく街で独り言を言いながら歩いている人とか見かけるけど、
そういう人なんだと思う。
その孤独、欲望、プライドとかが一緒くたになっている気がした。

「オレ、別にお金をくれっていってるんじゃないんだ。
ただ、キミとコーヒー飲みたいだけなんだ」ってセリフ。
彼は本当の人間に話しかけたかったのか、
それともこうやって一人で語っているので良かったのかなんて、
きっと彼にしかわからない。
そして、本当は今夜雨宿りをする場所が欲しかったんだという気持ちが
わかって欲しい反面、オレのこと簡単にわかって
もらってたまるかってプライドがあったんじゃないかなぁと。

舞台が終わった後、アフタートークってやつで、
佐伯さんという方が突然話し出した。
プログラムによると、翻訳・監修をされた方らしい。
話してることはチンプンカンプン。
いわゆる演劇論だから、無知な私にはとてもわかる話ではない。
大学の授業も持っているそうで、まるで講義を聴いているみたい。
誰々の戯曲はこうでああでとか、解釈がどうのこうのとか。
意味はわからなかったけど、その人の語り口が面白かった。
メモをしている学生さんらしきも居て、
舞台を見たら単位がもらえたらいいのにねぇって思ってた。
後ろに予定を入れていなければ、もうちょっと聞けたのに残念。


劇団黒テント 第58回公演「森の直前の夜」
原作:ベルナール=マリ・コルテス
演出・美術:佐藤信
翻訳・監修:佐伯隆幸
出演:斎藤晴彦
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2006年04月10日

劇団イディオ・サヴァン第1回公演 「馴れあう観客」

新宿。タイニイアリス。
知り合いの知り合いから誘われ、
何の予備知識も無いまま観た。

最終日だったせいなのか、この劇団の人気なのか、
狭い小屋ギュウギュウのお客で埋め尽くされ、
人の熱気でちょっと酸欠気味。

なんていうか、意味わからなかったけど、とても面白かった。興奮した。

帰宅して、思わず「馴れあう」って意味を調べてしまった。
馴れあう・・・1 互いに親しむ。
       2 共謀して悪事をたくらむ。ぐるになって他をあざむく。
       3 男女が情を通じ合う。

無言劇っていうの? とくにセリフは無い。
上半身にはサラシを巻き、真っ黒のスーツ姿に帽子。
あるといえば、私達観客を嘲笑う声や呻き声、足踏みが随所に。
全体に暗い舞台と、スタンドライト一灯。
そして途中途中差し込まれる映像や踊り。

中盤で、衣裳がえがあった。男性は女装、女性は男装に。
舞台上で男女の役割が入れ替わるのだが、服を脱いだとき、
男性は女性物の下着を、女性は男性物の下着を付けていた。細かい。

ふいにそのスタンドライトが客席に向けられて、舞台が見えなくなる。
っていうか、ウチラ観客が見られている立場に。
場面によっては、演者達は束になって私達のことを指さし嘲笑う。
おちおち、居眠りなんてしていられない。なんと攻撃的な舞台だろう。
そういった意味では、演者は2の意味で観客と“馴れあい”、
観客は1の意味で演者と“馴れあった”のかもしれない。

この舞台に、意味があるのか、メッセージがあるのか、
そしてそれが何なのか、私にはさっぱりわからなかったけれど、
惹きこまれた。身体が緊張して痛くなった。

ふと男女の演者たちが、精子と卵子なのかもしれないって思った。
まぁ、まったく根拠は無い。正解なんてあるのか、ないのか・・・??だし。
男女の入れ替わりや、舞台のあちらこちらへの動き、五体満足か不満足か、
楽しいのか怒っているのか、人としてゆがんでいるのかそうでないのか、
そこには倒錯的な3の意味の“馴れ合い”も含まれているんじゃないかと、
勝手に思っただけで。

演出の人は、第三エロチカに居たんだって。そりゃ攻撃的なわけですよ。
それに、どっちかっていったら、人の負の部分を抽出してるんだもの。
嫌いな人には嫌いな舞台だろうなぁ。

次の公演はいつだろう。


劇団 IDIOT SAVANT「馴れあう観客」
作・演出:恒十絲
出演:朱尾尚生、藤田健彦(顛覆劇場)、白井緋沙子(フェイムステージ)、
   日野有紀、福田正博
ダンス:えみり〜、真由美、RIKI、CHIE(以上クロイツ・ダンスアート)
エキストラ:横手祐樹、鈴木朋子、沖悠央

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2005年11月02日

プレイメイト no.6 「フェイス イン フェイス」


新宿。THEATER/TOPS。

すまん。うっかり寝てしまった。
前日徹夜だったからか。
とはいえ、他にも寝息をたてている人が居たから、
私だけじゃないんだと思う。

テンポ悪かったのかも。なんか、言葉の掛け合いの間が
あまりリアリティなくて。相手のセリフを待ってる感じというか。

イケメン俳優が、顔だけでなく中身も渋みのある役者になりたいから、
この顔を整形してくれって美容形成外科医のところにやってくる話。

そのイケメン俳優の整形を止めに入ってくる事務所の社長役出てきたが、
その人は上手かったなぁ、だんだん本当に社長に見えてくる。
ほりすみこさんて言うのかぁ。お笑い芸人の友近みたいな雰囲気。

プレイメイトno.6 「フェイス イン フェイス」
出演:西興一朗、新谷真弓(ナイロン100℃)、平賀雅臣、ほりすみこ、
   濱田かずよ、杉下絵美、近江谷太朗

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宇宙堂第6回公演 宇宙堂5周年記念第2弾「風回廊」


三軒茶屋。世田谷パブリックシアター。

『花粉の夜に眠る戀〜オールドリフレイン〜』も観たが、
渡辺えり子の舞台はすごく好きだなぁと。

すごく抽象的で、難解といえば難解なんだけど、
観るたびに、「人として生きるってどんなこと?」って
考えてしまう。そんなことも考えつつ、観終わった後は
夢心地な感じがして、なんか気分が良くなるのが好きな理由かもしれない。

それに今回はアコーディオン奏者のcobaさんがキーパーソンとして、
coba=小林春樹という配役もあり、さらに演奏もあることで、
また一興だったとも思う。
小学校の音楽クラブとかで、アコーディオンを触ったことはあるが、
アコーディオンの音色がまるで感情を持って生きているみたいで、
話しかけられているみたいで、改めてcobaというアーティストの
凄さにも驚いた。

大駱駝艦(だいらくだかん)のダンサーたちの存在にも圧倒された。
あんなモンスター達との融合がとても美しく、
渡辺えりこってホント凄い。

そういえば、川原亜矢子も出ていたなぁ。

久々、もう一回観たいと思う舞台だった。

宇宙堂第6回公演 宇宙堂5周年記念第2弾「風回廊」
出演:coba、川原亜矢子、有薗芳記、高谷あゆみ、藤浦功一、
   村松卓矢(大駱駝艦)、八重樫玲子(大駱駝艦)、田村一行(大駱駝艦)、
   我妻恵美子(大駱駝艦)、塩谷智司(大駱駝艦)、高桑晶子(大駱駝艦)、
   西はじめ、川波幸恵、片桐勝彦、杉嶋美智子、土屋良太、
   渡辺えり子、奥山隆、木村絵里、木村真弓、野笹由紀子、吉田裕貴、
   梅原晶太、熊倉一美、多賀健祐、谷口幸穂、田辺愛美、藤澤太郎、
   加藤記生、川崎侑芽子、東澤有香、戸沢俊啓、和田広記、
   草谷夏枝、高倉美佳、加藤亜依
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2005年10月21日

ブラボーカンパニープロデュース 天晴お気楽事務所
第26回公演 「ウルトラスープレックス」

池袋。 東京芸術劇場小ホール。
初日。

初めて観た。面白かった。
コントシリーズでした。
まぁ、世代によってはオチがわからなくて、
しっかり楽しめなかったかも。
だって、シャー・アズナブルって・・・。
ガンダム初代の頃のキャラだし。

何より面白かったのは、最後にやった
「7人によるライオンキング(3分バージョン)」
3分の割にはだいぶ長くて、慌てるから被り物とか間違って出てきちゃったり。
でも、それは計算ずくなんだろうと思ってスゲ〜って感心していたのに、
大騒ぎで何とか最後までやり遂げてカーテンコールのとき、
「劇場が22時までで閉まっちゃうので、急いで出てください!」という挨拶。

開始から2時間半たってたこともビックリしたけど、
役者7人が終わらせようと本気で焦ってたんだ!みたいな。
さらに、前半でやってた刑事コントには続きがあったけど、
時間内に収めることが出来なかったらしい。

舞台なのにそんなめちゃくちゃな時間配分だなんて。ウケた。

劇団ブラボーカンパニー 
座長:福田雄一
役者:山本泰弘、佐藤正和、鎌倉太郎、金子伸哉、野村啓介、太田恭輔、蘭真人
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2005年09月08日

damin第5回公演 ハイキング フォー ヒューマン ライフ


宇梶剛士。“たけし”じゃなくて“たかし”。
正直、この舞台を見て、名前の読み方を知ってしまいました。

彼が主宰するdaminという劇団?の舞台。
なんの舞台だったか忘れたが、受付でもらうチラシの束に、
この舞台のも入っていたのが行くキッカケ。
単純にチラシのデザインが目に留まっただけなのだが・・・。
色のヒドイ組み合わせも、人の目を惹くのには十分効果があるもんだ。

とはいえ、意外に良くてビックリした。
富士の樹海をさまよう人々のいろいろな背景や気持ちが吐露されていき、
“生きる”とは? ってなんだか考えさせられた。

死にたい人、子供を堕ろした人、樹海に捨てられたペット犬を探す人、
娘が死んだことから立ち直れず上手く通じ合えない夫婦、
自殺した娘の気持ちを知りたくて樹海にとどまる人など、
普段の生活で、正面から向き合いにくい部分を、クローズアップしていて。
でも、おバカなカップルがいたり、ところどころコントみたいで笑えて、
重いけど、暗い舞台というわけではなかった。

毎日楽しく過ごしているうらで、こうやって悩んでいる人も居るんだよなぁって。
けど、そんな人たちですら、自分のことだけ考えているだけだったり。
人間って、いい顔も悪い顔もできるし、どう表していくかは自分次第だって
言われたような気がした。

作品から感じる宇梶さんって人は、きっと優しくて、何でも真面目に考えて、
何事にもまっすぐにしか進めない、不器用そうな人だなぁって思った。

また行こう。

damin第5回公演 ハイキングフォーヒューマンライフ
作・演出:宇梶剛士
出演:中山祐一朗(阿佐ヶ谷スパイダース)、村岡希美(ナイロン100℃)、
   荒谷清水(南河内万歳一座)、今奈良孝行(エッヘ)、友寄有司、
   松浦和香子(ベターポーヅ)、信川清順、前田晃男(南河内万歳一座)、
   吉添文子、谷川昭一朗、藤谷文子、宇梶剛士
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2005年07月24日

別世界カンパニー公演Vol.13 かつゑ


7/18(日) 新宿 タイニイアリス。

演出の伊木輔(いきたすく)さんのおばあさんの話なんだそう。
女手ひとつで娘三人を育て上げた人の話。
基本的にはまじめなお芝居。

中に入ったら、演出の伊木さんに「いらっしゃいませ」と
言われ、久々に近い距離の舞台を観にきたんだと実感した。
舞台終了後の挨拶で、最終日だったせいか、伊木さんは
感極まって言葉が出てこなくなるシーンもあった。

お客さんの年齢層は高く、役者さんの親類関係だったのだろうか。
なかには見ながら泣いていた方もいる。

結局のところ、私自身の年齢のせいでもあるだろうけど、
この話があまりリアルではなく、泣いていたお客さんほどまでの
感動はなかった。
実は、セリフの間とかも、私が気持ちいいテンポでは無かったし。
けど、岡崎 朋代さんと小川 曜子さんの演技は印象深い。

細かいことだけど、登場人物として、酒屋で配達の仕事をする
生まれつき足の悪い人が出てくる。
足をズズッと引きずっているんだけど、あの足じゃビールのケースなんて
運べない気がするし、本当に足が悪い人の歩き方はやっぱり違う気がして。
さらに、服の下で足を固定している棒がヒザの裏部分ではっきり盛り上がってみえ、
興ざめだった。
出てくるたびに、「狭いスペースなんだから、もう少し考えればいいのに。」って
思っていた。

行くはずだった友人が行けなくなり、
たまたまチケットをもらっていっただけとはいえ、
汗だくですごくがんばっている役者さんを間近で見るいい経験だった。

私とは肌が合わないと決めつける前に、もう一回、
この別世界カンパニーの舞台を見てみようかと思う。


別世界カンパニー公演Vol.13 かつゑ
演出:伊木 輔
出演:いきたすく、稲葉淳一郎、岡崎朋代、小川曜子、佐々木葉子、齋藤倫子、
   重兼美里、OGI、浅利ケンジ(雲母変岩 ・ 楽々シアター)
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2005年07月17日

7月大歌舞伎『NINAGAWA 十二夜』


蜷川幸雄の舞台をずっと観たいと思っていた。

歌舞伎にも興味はあったし、さらにそれが蜷川演出なら
一石二鳥との思いもあり、高いチケットを買ってしまった。

いざ舞台が始まると、全面鏡張りが登場し、自分たちの姿が
写っていて、座席の通路にある灯りが、灯篭のように列をなし、
息を飲む。そうかと思うと、満開の桜が登場し、照明が当たると、
場内には、おぉっと言った吐息がこぼれていた。
鏡を使うといった発想、すばらしいと思った。

本当に、目を奪われるくらいキレイで、セットも衣裳も絢爛豪華、そのもの。
そもそも歌舞伎の舞台でもある。艶やかなのは当然なのかもしれないが、
引き込まれた。それとも、これが、蜷川演出の特色ゆえなのだろうか。

シェークスピア「十二夜」は喜劇。歌舞伎になっても、当然それは面白く、
また、菊五郎、菊之助の早替えも見事だった。
女形って、本当に女性みたいなの。男の人とは思えない。

歌舞伎の知識なんてこれっぽっちもないけれど、
「伝統ってすばらしい。日本人であることは誇りだ」って勝手に思ってた。

ほんと、人生初の歌舞伎座は、とてもワクワクした。
一人で観にいったけれど、時間なんてあっという間。
開演16:30からで、全て観終わるのは21:00。
休憩2回をはさむ4時間半の長丁場だけど、
そんなことを感じさせないくらい、グッと引き込まれた。

歌舞伎、蜷川、ともに初体験だったせいか、久々に興奮した。
あまりに夢中になりすぎて、途中、自分の席の周りに人が居ることすら
忘れてしまったくらい。身を乗り出して観ていた。

そして、とにかく初めてだから、何でもやってみようと思って、
場内にある土産物屋さんをじっくり眺め、試食物は全て味見をし、
売店で冷たい抹茶を飲んでみたり、パンフ買ったり、
コインロッカーに荷物入れてみたり、歌舞伎揚げ買ったり、
イヤホンガイドも借りてみた。

ホントは食事も予約して、幕間の休憩時間に食べることも出来たけど、
一人だったし、歌舞伎座の中を楽しみたくて、今回はやめちゃった。

歌舞伎、気に入ったかも。
今度は歌舞伎の古典といわれるものを観てみたいと思った。
もちろん、イヤホンガイドも一緒に。
このイヤホンガイド、バカに出来ない。
たまにセリフと説明がかぶるときは、邪魔くさいけど。

そして、イヤホンガイドが要らなくなったとき、
きっと歌舞伎に精通しているんだろうな。


7月大歌舞伎『NINAGAWA 十二夜』
作 :W・シェークスピア
演出:蜷川幸雄
出演:尾上菊五郎、尾上松緑、市川亀治郎、尾上菊之助、
   中村時蔵、市川段四郎、市川左團次 








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2005年07月10日

新編 吾輩は猫である

三軒茶屋 シアタートラム。

正直言って、「吾輩は猫である」と「長靴をはいた猫」と
区別がつかないヒドイ文学オンチな私だ。

友人に誘われ、小林聡美さん出てるし、
高橋克美さんて、トリビアの人じゃん!
生で演じてるところ見てみたい!
なんてミーハーな思いで行ってしまった。

行こうと思っている人は、ぜひ夏目漱石がどんな人物で、
どんな作品を書いたのか、軽く頭に入れてから観にいくと、
もっと舞台が楽しめると思う。

二葉亭四迷や森鴎外とかが登場したり、漱石の本の内容が劇中劇として
出たり、それと漱石と妻のシーンやらで、場面が入れ替わり、
文学オンチの私には一瞬ついていけなくなることも。

ただ、勉強しなくても、漱石とその妻キョウコという夏目夫妻の
主軸はきちんと観ることができたし、二人の愛の絆というか、
へぇ〜って、なんか感動した。

小林聡美扮する漱石の妻・キョウコは、まぁ口悪くて、
正直すぎるのか、強がりなのか、いっつも漱石につっかかってたりして。
むかつくけど、でも、結局、漱石が大好きだったんだろうなぁって。

口に出して「愛してる」とは言わない時代だったからこそ、
成立した夫婦関係だったのかなぁ。でも、いいなぁって思った。

舞台に出てきたお話だけでも、漱石の本、読んでみようかな。
もっと違う感動がでてくるかもしれない。


新編 吾輩は猫である 【シス・カンパニー】 
出演:小林聡美 高橋克美 高橋一生 梅沢昌代 坂田聡 山崎一 綾田俊樹 
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2005年07月04日

KERA・MAP#004「ヤング・マーブル・ジャイアンツ」


7/3(日) 吉祥寺シアター 千秋楽

ようやく観ることができた。

いつからなのか、ナイロン100℃の大倉孝二さんを
導入としてKERAさんを知り、
大倉さんを作ったケラリーノ・サンドロヴィッチなる人は
どんな人なんだろうって、なんとなく名前を知っていた程度で、
詳しくも知ろうともしなければ、
すぐさまチケットを取って観にいく!ってほどでもなかった。

この舞台もたまたま知った。
けど、そのときズキンって何かが胸が響いて、
行けるかもわからないくせに、チケットを買っていた。

満席。考えたらよく取れたよな、楽日のチケット。

舞台は引き込まれて、2時間45分という長丁場が
あっという間だった。いつもKERAさんの舞台は長いらしい。

今回はフルキャストオーディションということで、
若い人たちがほとんどなのだそうだ。
“Young Marble Giants” 訳すなら、“若い大理石のような才能たち”かな?

とはいえ、十分観れたし、すごく面白かった。

ユカとケンタロウの姉弟が一応軸にはなっているけど、
主役という主役がおらず、どの場面でも誰かしらが主役であり、
これがマーブルの意味ゆえなのか?

そして、ラストはその軸の姉弟ペアが何組も入り乱れて登場する。
これはマーブル模様という意味なのか?

舞台の正面が劇場の搬入口にもなっていて、
その扉が開けられ、いっぱい出現していた姉弟ペアが
わらわらとその搬入口から出て行き、消えていく。

なんなら、搬入口から見える実際の外の景色さえ、
舞台の中の1シーンに仕立て上げてしまう演出。
“Young Marble Giants”が世界へ踏み出す姿を意味するのか?

そして舞台後、挨拶に出てきた本物のKERAさん。
意外に普通の、顔の大きめなおじさんだった。
その言葉で千秋楽に来ていることに気づかされ、
勢いでチケットを買った自分に感謝した。

また、「この舞台で気にいった役者の応援を是非」という
自らよりも相手のことを思う言葉にも、感動した。
偉大な演出家も、演出する相手がいなければ、
どんな才能があったって、作品は作れないのである。

また、いつか観にいかなくては!

ナイロン100℃ 
主宰:KERA(ケラリーノ・サンドロヴィッチ)
posted by tiny baby at 15:22| Comment(0) | TrackBack(0) | ライブ・舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

elliott LIVE 2005 〜ボクラノフネ〜 Vol.5


7/2(土)渋谷のO-crest
友人に連れられて観にいった。

とはいえ、私自身はライブやコンサートって
ほとんど行かないし、ましてや“elliott”なんて知らないし、
付き合いで行ってみたからだったせいか、
「5Fまで階段なんて!」って文句たらたら思いながら会場到着。

中はパイプ椅子もあって、客層もどっちかといえば
20代後半以上の大人。なんていうか、外見もおよそライブに
来る人たちみたいじゃないんです。
あえていうなら、ファミレスに来るお客さんたちみたいに、
全ジャンル居る。しかも満杯。

でも、聴いてその理由がわかった。音楽のジャンルはわからないけど、
「ノリノリで客みんなが立ち上がってジャンプしまくる音楽」ではなくて、
「ジャンプしたい人も、したくない人もどっちも聴ける音楽」って感じで、
私にとっては懐かしい響きというか、イヤミじゃないというか。

あんなに嫌々のぼった階段を、上がってきてよかったなぁって、一発目で
気に入ってしまいました。ボーカルの女の人の声も良かった。

始めは固かったお客さんの顔が、どんどんほぐれていって、
もちろん、私もその中のひとりだったわけだけど、
超有名なわけでもない“elliott”の音楽でこの現象。
やっぱ、音楽ってすごいよなぁ。

歌詞も全体的には、「落ち込んだり失敗したりするけどさ、
人生前向きに!よ〜し、私頑張る!」という雰囲気のものが多く、
人を選ばない曲っていうか。誰が聞いても、理解できると思う。

こんなにいい歌を歌う人が居るのに、この人が有名じゃないなんて、
芸能界って一体どんなところなんだろうね。

いやぁ、久々のヒットでした。彼女の声は、ライブで聴かないと
もったいないと思う。CDじゃ魅力が伝わりきらない。

とはいえ、今日買ったSONYのネットワークウォークマンに入れる曲、
第1号に決定です。


elliott 【イエスコレクティッド】 
posted by tiny baby at 13:57| Comment(0) | TrackBack(0) | ライブ・舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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